なんばの大阪球場で栄えていた古書街の今…

大阪では、球場が減ってきています。
(→ 消えた大阪球場!

結婚式場も減ってきています。
(→ クラレ白鷺の今?

予備校も減ってきています。
(→ 大阪から姿を消した予備校

そして…書店も減ってきているようです。

かつて、なんばの大阪球場で栄えていた古書街。今はどうなっているのでしょうか?

◎大阪球場の古書街とは?

その昔、現在のなんばパークスができる前には、なんば駅の横には、大阪球場がそびえ立っていました。

南海ホークス(現福岡ソフトバンクホークス)の本拠地で、パ・リーグの試合がよく行われていました。

私も子どもの頃、大阪球場には、よく足を運びました。

この、大阪球場、野球を観るだけの場所だと思いきや、なんばという街の特性上、さまざまな娯楽施設がありました。

アイススケート、ボーリング、競馬、ゲームセンター…など、大阪球場の横で楽しむことができました。

そして、大阪球場の1階あたりでしょうか…。

古書街があったのを思い出しました。

当時は、すごい人の数で賑わう中、何店舗も古本屋が並んでいました。

大阪球場がなくなった現在、あの古書街はどうなってしまったのでしょうか?

◎古書街は生きていた!

アマゾンなどのネット書店が台頭する中、街の本屋さんなどのリアル書店は売上不振に悩まされています。

古本も、ブックオフなどのチェーン店におされ、昔ながらの古書店は衰退の一途をたどっていると思われます。

昔、大阪球場にあった古書街も、現在はもう営業していないのだろう。

私はそう思っていました。

しかし、大阪球場の跡地(なんばパークス)をウロウロしていると、なんと、ありました!

大阪球場にあった古書街のうち、ひとつの店舗がまだ営業していたのです。

店舗の名前は「山羊ブックス」。

山羊ブックスは、なんばパークス東にある南海日本橋ビルの1階にあります。

ビルの1階に「なんば古書センター」という看板があるので、すぐに分かると思います。

山羊ブックスをはじめ、5つの店舗は、1998年に大阪球場から移転し、南海なんば古書センターを形成していたのです。

紆余曲折を経て、今では、山羊ブックス1店舗のみが、静かに営業しています。望月書店という当時からの書店も近くで営業しています。

山羊ブックスのあるビルには、まだ複数の店舗が営業して古書センターを形成していた頃の案内が貼ってあり、なんとなく物寂しい思いになります。

店先には、ワゴンの中に、レトロな雑誌や写真集、古い文庫本など、ブックオフにもないような品揃えの本がありました。

定期的に本の種類を入れ替えているようなので、何度か、行ってみると、面白い発見があるのかもしれません。

とにかく静かです。

しかし、古書街はまだ生きています。

さまざまな人が訪れて、面白い本と出会い、また古書街や古書センターの活気が戻ってくることを切に願っています。