大阪から姿を消した2つの巨大予備校とは?

私の大好きな大阪。

昔からよく知っている大阪。

しかし、球場が減っています。
大阪球場
中百舌鳥球場
豊中グラウンド

結婚式場も減っています。
クラレ白鷺
月華殿

そして…予備校も減っています。

◎なんば・十三にあった大阪予備校・大阪北予備校は今…

ダイヨビ・キタヨビ。

大阪予備校と大阪北予備校のことです。

団塊ジュニア世代で、大阪にずっと住んでいる人であれば、知っている人も多いのではないでしょうか。

大阪北予備校は十三、大阪予備校はなんばに存在していました。

予備校としては珍しいクラス制度・チューター制度を導入していました。

小テストなども盛んで、出欠状況など、とても厳しいイメージで、高校4年生的な学校に近いものがありました。

年越しの大晦日自習室なども、大阪予備校・北予備校の風物詩でした。

文字通り、関西での知名度は抜群で、京都大学・大阪大学・神戸大学・大阪市立大学・大阪府立大学などの難関国公立大学をはじめ、同志社大学・立命館大学・関西学院大学・関西大学などの名門市立大学へも、多くの合格者を輩出していました。

しかし、2000年代に入り、少子化や大学全入時代の流れには逆らえず、生徒数も激減。

2005年には大阪予備校、2006年には大阪北予備校が廃校となりました。

現在、大阪予備校・大阪北予備校の跡地には、どちらも、何事もなかったように、マンションが建てられています。

◎江坂にあった代々木ゼミナール大阪校は今…

大阪で代ゼミといえば、江坂でした。

あとから、湊町駅前(現JR難波駅前)に大阪南校ができ、今も存続していますが、当時は江坂が本部的な扱いでした。

地下には食堂、1階には書店、2階にはデータ室、上階にも数多くの自習室を備え、浪人生にとっては、とてもいい環境でした。

90年代は、駿台・河合塾と並び、3大予備校のひとつでしたが、どちらかといえば、私大文系型の講義が多かった気がします。

”講師の代ゼミ”と言われたほど、個性的な講師も多く、楽しい授業も多かったです。

校舎も大きく、いつの時代になっても、江坂の代ゼミは、つぶれることはないと思っていましたが、2015年、まさかの廃校となってしまいました。

もうすでに、校舎は解体され、代ゼミ大阪校の跡地には医療系の大型ビルが建設されています。

◎予備校が減った理由

少子化による経営不振がおおきなところになると思いますが、もう一点、思い当たることがあります。

「浪人比率」です。

90年代は3人に1人が浪人していましたが、最近は8人に1人しか浪人しないそうです。

自分が合格できそうな大学に現役で進学したいという、受験生の安全志向心理も、予備校の経営に影響しているものと思われます。

予備校の収入源は、浪人生の全科履修生だと思われますので…。

予備校も、時代の流れに負けることなく、社会人をとりこむなど、付加価値を発揮し、なんとか生き残りを図ってもらいたいと思います。