片町線の終点はどこ?消えた片町駅とは?

以前、私は、汐見橋駅と湊町駅を記事にしました。

大都会に静かに佇む汐見橋駅
なぜ名前が変わった?湊町駅

これらの駅に共通するのは、大阪中心部にありながら、どこかレトロな雰囲気を醸し出しており、寂しげに佇んでいるという共通点がありました。

今回は、同様のシリーズで、「片町駅」を取り上げたいと思います。

◎片町線の終点はどこに?

「片町線」という路線を聞いたことがありますか?

片町線とは、京都府の木津駅から大阪府の京橋駅までのJR路線のことを指しています。

最近では「学研都市線」と呼ばれることが多くなりましたので、「片町線」という言葉は、あまり聞かなくなりました。

現在、「片町線」の大阪側の終点は、京橋駅になっています。

しかし、一昔前までは、「片町線」の名前の由来ともなっている「片町駅」が終点でした。

京橋駅の次の駅として、片町駅が存在していたのです。

では、終着駅で路線の名前にもなっている「片町駅」は、一体どこへ消えてしまったのでしょうか?

◎消えた片町駅

現在の片町橋北詰の交差点付近に「片町駅」はありました。

ここからは、隣駅だった京橋駅も見えています。消えた片町駅と京橋駅との距離は、わずか500メートルだったようです。

片町線の大阪側の終点は片町駅でした。しかし、隣駅だった京橋駅は、京阪電車や環状線との乗換駅として、栄えていく反面、片町駅は、終点であったにもかかわらず、利用者は少なく、接続路線もない状況でした。

このため、近くを走るJR東西線の開業に伴い、片町駅は廃止となってしまいました。

同時に、片町駅と入れ替わるように、JR東西線には「大阪城北詰駅」が開業しています。1997年頃の話です。

片町駅の廃止とともに、片町線は学研都市線に名前を変え、片町駅の後継ではない、全く別の駅である大阪城北詰駅ができたのです。

片町駅の廃止から20年以上経っていますが、地元住民からは、大阪城北詰駅の名前を「片町駅」に変えてほしいといった意見が、今もなおでているようです。(大阪城北詰駅の計画段階での仮称は「片町駅」でした。)

私も、片町駅は利用したことはありませんが、見たことはありました。片町線なのに、なぜ京橋駅が終点のような役割なんだろう?と疑問に思っていたからです。

当時は、京橋駅の近くに、片町駅という小さくて寂しい駅が見えていたのを覚えています。今となっては、もう遅いですが、一度でもいいので、片町駅を利用しておけばよかったなぁと後悔しています。

片町駅を忘れないためにも、私は、学研都市線ではなく、できるだけ、片町線という名前を使っていきたいと思います。