千里中央駅と桃山台駅の間にある謎のトンネルの正体

大阪の背骨と言われる地下鉄御堂筋線。

南の終点はなかもず駅ですが、北の終点は一体どこでしょうか?

千里中央駅だと勘違いしている人が多いかと思いますが、実は、御堂筋線の北の終点は江坂駅で、江坂駅から千里中央駅までは北大阪急行線と呼ばれています。

北大阪急行線は初乗り90円を誇る地元密着の鉄道なのです。

ここだけ見ると、激安に見えますが、御堂筋線と乗り継ぎの場合、運賃は結構高くなっています。

◎千里中央駅近くの謎のトンネル

さて、本題に入ります。

この北大阪急行線の、千里中央駅と桃山台駅の間に謎のトンネルがあるのをご存知でしょうか?

地下なので、非常に見つけにくいですが、千里中央駅へ向かう際、千里中央駅のすぐ手前あたりで社窓をよく見ていてほしいと思います。

薄暗いですが、右手(東側)にトンネルを確認することができます。壁の色も古いため、新しく建設中のトンネルではなさそうに見えます。

この謎のトンネルは、一体、どこへつながっているのでしょうか?

実は、このトンネルは廃線跡になります。

北大阪急行は、開業当時、このトンネルが本線になっており、この先に、元祖・千里中央駅と、その先に万博中央口駅があったのです。

元祖・千里中央駅があった場所は、上新田橋あたりで、現在、中国自動車道が走っています。

探してみましたが、跡形と思われるものは残されていませんでした。

北大阪急行線は、1970年に開催された大阪万博への交通手段として建設されました。

当時は、東海道新幹線の新大阪駅から地下鉄御堂筋線を経由して、万博会場に乗り換えなしで行けるようになっていました。この便利さが評判となって、当初は赤字だと予想されていたにもかかわらず、万博輸送のみで建設費を返済できたと言われています。

そして、万博終了後、万博中央口駅と元祖・千里中央駅を廃止して、千里ニュータウンに近い現在の場所に千里中央駅を移転し、通勤路線となりました。

この施策は今でも成功していて、北大阪急行は、現在も黒字経営が続いています。

◎箕面方面への延伸

さらに、新しい情報として、北大阪急行線、現在の終点である千里中央駅から箕面方面への延伸がすでに決定しています。

2020年の開業を目指して、「新箕面駅(仮)」と「箕面船場駅(仮)」ができる予定なのです。

箕面市の長年の願望がかなった形ともいえますが、実際に新箕面駅ができあがると、大阪北部エリアの発展に大きな影響がありそうです。

阪急箕面線の箕面駅周辺は住宅地としても人気が高いエリアなのは有名ですが、「新箕面駅(仮)」周辺は鉄道アクセスの空白地帯で、バス便が中心のエリアになります。

しかし、「新箕面駅(仮)」ができれば住宅地としての人気もグッと高まるはずです。

新箕面駅にはバスターミナルも整備される予定で、周辺のバス路線再編も想定されています。

東部の新興住宅地・小野原エリアなどへもアクセスが改善されることになりそうです。

◎新名神高速道路の開発

実は、このエリアにはもうひとつ、インパクトのある計画が進んでいます。

2019年3月に開通予定の新名神高速道路との接続です。

「新箕面駅(仮)」から車で新御堂筋を北に進み、北摂最大のトンネル「箕面グリーンロード」のトンネルを抜ければ、新設される「箕面インターチェンジ」を経て、新名神高速道路と結ばれる予定になっているのです。

現在は中国道宝塚トンネル付近が渋滞の名所となっていることは有名だと思います。

新名神高速道路はこの宝塚トンネルを迂回し、中国道・山陽道方面と名古屋・東京方面を直接結ぶ、画期的な道路となる予定です。

その新名神高速道路から大阪都心部への直通ルート上に位置するのが箕面エリアなのです。

近い将来、千里中央、箕面を中心とした大阪北部エリアのポジションは大きく変化・発展していくと思われます。